労働者の権利と労働組合の役割

12月8日、小野寺義象(よしかた)弁護士が、宮城教育大学職員組合で講演をしました。

 

 

宮教大職組の皆さん(前列左が小野寺弁護士)

講演要旨をご紹介します。

一番町法律事務所では労働問題に関する学習会の講師も引き受けています。
お気軽にお声がけください。

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労働者の権利と労働組合の役割

第1 はじめに-働くことの意味-
1 生活の糧
2 自己実現
3 社会的貢献

第2 ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の実現をめざして
1 労働者の闘いの歴史
2 日本国憲法27条、28条-25条に結実
3 ILO(国際労働機関)の提唱-理念から権利へ

第3 労働者の権利
1 雇用-安定的雇用
解雇規制、有期雇用、労働者派遣、非正規労働
2 賃金
最低生活の保障
同一労働・同一賃金の原則
「成果主義」賃金の問題
3 労働時間-長時間労働の規制
① 労働者の健康
② 家族的・社会的生活の確保
③ 労働の分かち合い
4 安全・健康・快適な職場
危険物質、過労死、セクハラ・パワハラ

第4 権利を実現する主体と運動の必要性
1 個々の労働者の闘い
弁護士の主な活動-裁判闘争をつうじた権利救済と労働判例
2 労働組合の役割-個々の労働者の総和を超えた力
対・使用者-団体交渉・ストライキ、不当労働行為救済制度
対・国会-立法運動、悪法阻止
対・行政-労働行政・通達の改善

第5 むすびにかえて-労働組合運動の再生を-
労働組合の役割低下の現状、その原因はどこにあるのか
労働運動の新たな発展を
―「眠っている」労働組合(労働者)の力を自覚し再起動させる-

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